浜松市浜北のスイーツテーマパーク『nicoe』で過ごす優雅なひととき

浜松市のお土産で定番なのが春華堂の「うなぎパイ」だ。昭和36年の発売以来、うなぎパイ職人が丹精込めて作り続ける銘菓であり、浜松へ訪れた際には必ずと言っていいほど目にするお菓子だろう。

そんな中、春華堂が手がけたスイーツテーマパーク『nicoe』が浜松市の浜北区にあるのをご存知だろうか。

「お菓子の新しい文化とスタイルを発信する、浜北スイーツ・コミュニティ」をコンセプトに、春華堂自慢の和洋菓子や親子で楽しめる遊び場スポット、本格イタリアンを味わえるレストランなど1日中過ごせる施設となっている。

今回は浜松観光でぜひ訪れたいnicoeの見どころについて紹介していこう。

目次

nicoeへはバスが便利

nicoeは浜松駅から少し離れているため、車を運転できる人はレンタカーを借りて行くのがいいだろう。

また、土日限定で「ニコエ・春華堂浜北工場」行きの遠鉄バスが運行しているのでそちらを利用して行く方法もある。バスを使えば浜松駅から40分ほどでアクセスすることが可能だ。

浜北区染地台の地に佇むnicoeは、春華堂のコーポレートカラーである桜の「ピンク」を取り入れているそうで、館内の至るところにピンクが彩られている。

これだけでも、女子旅気分を高めてくれそう。

期待を胸にエントランスへ向かうと、かなり広大な敷地であるのを感じ、これは単なる観光スポットではないと悟った。

春華堂が力を挙げて建てたスイーツテーマパークには、一体どんな魅力があるのだろうか。

春華堂伝統のスイーツが集結

エントランス入ってすぐの所にあるのが「春華堂」。

明治20年創業の春華堂は、長年に渡り職人の「手わざ」や「手作り」といった匠の技術を培ってきた。

浜松で愛され、育ってきた伝統の菓子作りの粋を集めた春華堂のフラッグシップショップとして、様々なスイーツを味わうことができる。

定番のうなぎパイはもちろん、田舎みそまんやデコレーションケーキ、どら焼きなどスイーツ好きにはたまらないラインナップが並ぶ。

中でもおすすめなのが「nicoeロール」。長さ50cmのロールケーキはインパクト大で、ふわふわ生地の食感とヴァニラクリームの甘さが溶け込む味わいはまさに絶品。

また、その他にも春華堂が作るお菓子の数々が並び、その数はなんと数十種類。

ここに来ればお土産には困らないと言っても過言ではないだろう。

親子で楽しめるスポットも

プレイグラウンド082は親子でくつろげる遊び場で、木のぬくもりを感じるウッドテイストなインテリア広がる空間。

大人には懐かさを感じ、こどもにはワクワク感を生み、思わずはしゃぎたくなる遊び場として親しまれているそう。

館内の散策の休憩どころとして寛ぐのにもいいかもしれない。

春華堂の新ブランド「五穀屋」の魅力

古くから日本の食の知恵として伝承される「五穀」と「発酵」。そして、四季折々の風情を重んじる日本ならではの「旬」。

これら和の奥ゆかしき知恵を重ね、新たなブランドとして昇華させたのが五穀屋だ。

京都の路地をイメージした店内からは中庭のグリーンを見ることができ、太陽の光が照らす陽気であれば気持ちいい気分にさせてくれる。

備え付けの椅子に腰掛けながら、五穀屋のスイーツを堪能するのもおすすめ。

人気商品は五穀せんべい「山むすび」と発酵さしすせそ羊羹「五季」。

山むすびは国産の玄米や七福米といった五穀の風味や発酵食のコクを取り入れたおせんべい。また、全国から選りすぐりの醤油をセレクトした「職人醤油」をベースにした山むすびも人気が高いという。

五季は彩り豊かな可愛らしい羊羹でフォトジェニック。酒・塩糀・酢・醤油・味噌の5つの発酵素材から作られていて、「発酵のさしすせそ」を体現するお菓子になっている。

みずみずしく、煌めきを感じる丸い羊羹はさながら宝石のよう。

インスタ映えを狙うならぜひ購入したいところだ。

レストランで一流のシェフが監修した本格イタリアンを堪能

nicoeにはスイーツだけではなく、本格的なイタリアン料理を楽しめるレストランも施設内にある。

THE COURTYARD KITCHEN(ザ コートヤード キッチン)は、ミシュラン星付きシェフの原田慎次氏が料理を監修するおしゃれなお店。

開放感ある店内は外からの自然光が差し込み、ゆったりと寛げる空間が広がっている。内装は海外にあるようなレストランをイメージしたデザインを取り入れているとのこと。

特に、インテリアのためだけに洋書を300冊以上も購入したというのだから、内装へのこだわりは人一倍の思い入れを感じる。

中央にはライブキッチンを備え、料理人が精魂込めて作る工程を間近で堪能することができ、食欲をそそること間違いなしだろう。

ランチはコース料理となっており、5種類の前菜盛り合わせ(日替わり)にスープ、メイン料理、デザート、ドリンクが付いて大人1,980円(税抜き)とリーズナブル。地元食材を活かした旬の味を楽しめる贅沢なコースとなっている。

メインはパスタ3種orピザ3種から選ぶことができ、月ごとに内容が変わる。

写真にあるメインは「浜松産生姜の香るペスカトーレ 和のサラダを添えて」。

パスタはボリューム満点で、コシのある麺は食べ応えある一品だ。

デザートはnicoe名物の「ニコエロールケーキの皿盛りデザート(+200円)」。ロールケーキのふわふわ食感に、なめらかクリームの甘さのハーモニーは、スイーツ好き必見。

ぜひ至福の時間をTHE COURTYARD KITCHENで過ごしてみてはいかがだろうか。

また、食後の施設内散策のお供にテイクアウトドリンクを注文するのもおすすめ。「旅する青空スムージー」はまさにSNS映え間違いなしの一品。

グリーンをバックに写真を撮れば、色鮮やかなコントラストの美しさを楽しめることだろう。

アウトドア気分感じる中庭でリラックス

nicoeは館内の充実ぶりもさることながら、外のランドスケープにもぜひ注目したい。緑美しい光景広がる中庭は、アウトドア気分を味わえる仕掛けがたくさん。

自然の営みを感じる場所でリラックスするのにぴったり。

晴れやかな陽気であれば、自然美に心踊らせて優雅に散歩を楽しめるだろう。

また、シーズンに合わせたイベントも行っているので覗いてみるのもおすすめだ。

さらに目を引くのはパブリックアートのような巨大な白いジャングルジム。知恵の輪をモチーフにした独創的なデザインは気鋭の建築家・谷尻誠氏によるもの。

子どもの遊び場であるのはもちろん、幼心に帰って大人も遊んでみるのもいいかもしれない。

見どころ満載のnicoeは、ついつい時間を気にせず一日中いられるようなスポットだ。春華堂の名物スイーツを堪能するのも、レストランで滋味深い味を楽しむのも、自然溢れる中庭でのんびりするのもよし。

自分だけの愉しみ方でnicoeを満喫してみてはいかがだろうか。

基本情報

施設名nicoe(ニコエ)
住所静岡県浜松市浜北区染地台6丁目7-11
営業時間10:00~18:00
定休日不定休(HP参照のこと)
駐車場
アクセス遠鉄バスバスターミナル 13番乗り場 萩丘・都田・きらりタウン(染地台)方面
「染地台3丁目」下車 徒歩20分

「ニコエ・春華堂浜北工場」行き(土日のみ)
浜松駅 遠鉄バスバスターミナル 13番のりば(10:30発)→ ニコエ・春華堂浜北工場(11:12着)
帰り:ニコエ・春華堂浜北工場(15:28発)→浜松駅(16:12着)
電話番号053-586-4567
公式HPhttps://www.nicoe.jp/
公式facebookhttps://www.facebook.com/nicoeshunkado/
公式Instagramhttps://www.instagram.com/nicoe_hamakita/
nicoe

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