『神ヶ谷茶家かねごん』で、美味しく楽しく学ぶ「須山製茶の利き茶会」

須山製茶は、茶葉の栽培から、お茶の製造、販売まで、すべてを一貫して行っている老舗の製茶店です。その須山製茶が運営する日本茶屋が『神ヶ谷茶家かねごん』です。須山製茶の商品はもちろんのこと、抹茶やほうじ茶味のお茶系パフェやぜんざいのスイーツがリーズナブルに楽しめる日本茶屋ですが、2021年1月から、須山製茶のお茶4種の飲み比べができる「須山製茶の利き茶会」が開催されているとのことで、さっそく行ってきました。

目次

お茶の飲み比べだけじゃない「須山製茶の利き茶会」

「須山製茶の利き茶会」は、須山製茶の工場の隣にある『神ヶ谷茶屋かねごん』で開催。

完全予約制で、開催日については、月の後半の平日で、不定期開催。開催日については、須山製茶のブログ、もしくは『かねごん』のInstagramをチェック。私は店頭で予約して、お伺いしました。

スタートは11:00~。他の参加者の方もいるので、ちょっと早めに到着。

お店に入る前に手の消毒と検温をします。1回開催の最大人数は、4名まで。

さっそく中に入ると、机の上には何やら、茶樹の種類に書かれた紙が。

今日の参加者が揃い定刻通り(11:00)にお茶会がスタート。

まずは須山製茶と飲み比べのお茶の紹介

株式会社須山製茶 代表取締役 須山純治さん(ご主人)

まずは須山製茶のご主人が、今日用意してくださったお茶について紹介してくれました。

お茶には、斜面を利用した日照が制限されている「山のお茶」と太陽の光をたっぷりあびる「里のお茶」があり、山のお茶は深い味わいに対して、里のお茶は渋みが少なめ。須山製茶は、里のお茶ですが、改良を加えて、山のお茶に近づけるような工夫もしているんだとか。

本日の飲み比べのお茶

今回ご用意いただいたのは、この4種類。さえみどり、みやび、晃緑、そよかぜ。さえみどり以外は、品種はやぶきた。やぶきたは、静岡で誕生した品種で、県内の多くの茶園でつくられているそうです。その土地や収穫する時期によって、ぜんぜん味が違うらしい。

みやびは、一番摘みのやさしい味と香りが楽しめる、高級茶葉。そよかぜは、日常的によく出ている二番茶、などなど、お茶のランクなどを教えてくれます。

神ケ谷茶家かねごん 店主 須山薫さん(奥様)

その後『神ヶ谷茶家かねごん』の店主であり、アイデアマンの奥様がそれぞれのお茶の特徴や味について、さらに細かく教えてくれました。

一通り話をきいた後で、さっそく飲み比べ。

どれがどのお茶かを当てていきます。どれもおいしいけれど、味や香りが全然違うのでびっくりします。

特に、この氷すすり茶は、氷で水出ししたお茶を、1~2滴いただき、お茶の味を味わうもの。ほんの少量なのに、口の中に、お茶の香りが広がり、甘みをしっかり感じます。お店でも飲み比べセットがありますが、このすすり茶が飲めるのは、利き茶会だけの特権!

でも、どれがどのお茶なのかを当てるのは、なかなか難しいです。

すすり茶に使われたお茶は、「みやび」でした。すすり茶は、いいお茶でないと味がでず、また新芽は、テアニンも豊富で、精神安定剤にもなるそうです。本当に飲んでいて癒されました。

須山悦子さん(お母様)

全ての正解を教えてもらったら、お母様が各お茶の効能や、飲み方。茶葉の製造過程などを教えてくれます。

今日のお菓子は、コトダさんのレモンケーキ

しかもこの飲み比べのお茶には、お菓子がセットでついてきます!今回は、コトダさんのレモンケーキ。しっとりした甘さの中にレモンの酸味もあって、とっても美味しかったです。高いお茶の方が深みがあり、甘いお菓子ともよく合うそうです。

その他にも須山製茶の歴史や、『かねごん』の屋号の由来、またエリアによる栽培や製茶方法の違いなど、気になったことを何でも教えてくれてるので、お茶について、もっともっと勉強したくなります。

飲み比べの後は、2煎目をいれてくれたり、参加者のみなさんと楽しく会話。

最後に高級な茶葉は、サラダでも食べれるような若い茶葉を利用しているとため、すすり茶で使用した「みやび」のお茶がらに、ポン酢をいれて食べさせてくれました。

「そのままでも美味しいし、湯豆腐と一緒に食べても美味しそう。」と、参加者のみなさんもびっくり。

その後も店主と参加者のみなさまと『かねごん』の門松づくりイベントの話や、今日は来られなかった「須山製茶」のお父様のお話、須山製茶がある「神ヶ谷」周辺の季節毎の絶景ポイントなどの話をしていて、あっという間の2時間でした。

終了時刻は、決まっていませんが、この日は11時~はじまって、13時過ぎまで話をしていました。

須山製茶のお父様が力を入れている「かみがやの花園」は、春は菜の花、秋はコスモスが楽しめるそうです。

参加者のお土産

最後お土産には、品評会茶か三種利き茶セットのどちらか1つをもらうことができました。

私は、品評会茶をチョイス。お家での楽しみが増えました。

これだけ飲んで、楽しめて、1人1,500円(税抜き)とは、信じられないです。

「須山製茶の利き茶会」で深まる探求心

「須山製茶の利き茶会」は、一家総出でお話をしてくださるので、皆様それぞれに面白い話をしてくださり、お茶を飲むだけでなく、とっても楽しい時間になりました。またお茶についてももっと知りたくなるような時間でした。

何かまた別のイベントがあれば、是非、参加してみたいです。

「須山製茶の利き茶会」の基本情報

店舗名神ヶ谷茶家かねごん
住所静岡県浜松市西区神ヶ谷町4540
開催日時以下、情報をチェック
★須山製茶HP内「須山製茶のお茶日記」
suyamaseichaのブログ (ameblo.jp)
★公式Instagram
かねごん(@kanegon380)
駐車場有(無料)
電話番号053-485ー8540
参加費1人1,500円(税抜き)
完全予約制ご予約は、お電話、もしくはInstagramのDMへお願いします。

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